誕生日物語15:お誕生記念写真は子供への愛情の証

かけがえのない瞬間を切り取れるのは写真ならではの魅力

小さな子供を持つご両親がそうであるように、我が家でも息子が産まれて以来、事あるごとに写真を撮ってきました。初めてパッチリと目を見開いた時、初めてハイハイをした時、初めて歯が生えてきた時、初めてつかまり立ちをした時…。当然のことながら、赤ちゃんにとってはすべてのことが初めてなので、ついつい記念に写真を撮りたくなるものです。特別な瞬間でなくても、可愛いと思った瞬間を残しておきたくなりますよね。しかし、写真といっても普段はスマホ画像の撮影ばかり。たいていは、以前撮った画像をちょっとした空き時間にスマホで見返すという楽しみ方です。日常生活の楽しみとしてはそれで十分に満足できるのですが、やはり両親にとって子供は宝。しっかりと子供の成長を形として残したいと思うのが親心です。スマホで撮った画像を印刷してみても実際可愛く写っており、残しておけば記念にはなるのですが、どれも技術的に同じ素人の1枚なので、とっておきの1枚というものがありません。息子が成長するにつれて、自分たちがどれだけ彼を大事に思っているか、正式な形にして残したいという思いが強くなっていきました。そこで、私たち夫婦は息子の1歳記念の姿を、写真館のプロの手によって残してもらうことを考えました。それは、以前私たちの結婚写真を撮影した時、プロのカメラマンの技術に驚いた記憶があったからです。プロフェッショナルは妥協せずに沢山の瞬間を切り取って、最高の一瞬を残してくれます。自分でも見たことのない表情がいくつも見られて良い結婚写真が撮れた経験が、私たちの足を写真館に向かわせました。

いざ1歳記念撮影!

写真館選びにそれほど時間はかかりませんでした。なぜなら、まだ1歳の息子が電車に乗って遠方の大手写真スタジオに出向き、撮影をして家に帰ってくるというのはなかなかハードルが高いからです。新米の母親だった私は外出にも慣れておらず、「電車の中で泣いたらどうしよう」、「電車の中でおもらしして臭いを撒き散らしたらどうしよう」などと、今となっては「どうにかなるさ」と思えるようなことをいちいち気に病んでいたのです。外出するだけでも一大イベントなのに、バースデーフォト撮影というミッションをこなすことができるのか不安でした。したがって、選択肢はおのずと近所の写真館に絞られました。簡単に行ける数件の写真館から、価格設定も分かりやすく店構えも入りやすそうな1件を選びました。

予約もスムーズに取れてお店を訪れると、笑顔の素敵な年配の女性が出迎えてくれたので、それだけでとても安心したのを覚えています。ご家族で経営されている写真館のようで、てきぱきと阿吽の呼吸で準備を整えてくれます。温かい雰囲気で準備が進められて、私たち両親の緊張も無かったためか、息子も特に泣いたり不安な様子は見せず、「ここはどこだろう?」と言いたげな表情で辺りをキョロキョロ見つめていました。着替えを嫌がることもなく、バースデーフォト撮影が始まると最初だけフラッシュに驚いていましたが、終始キョトンとしたままおとなしく写真を撮られていました。カメラマンさんは赤ん坊に慣れた様子で、息子をあやしながら素早くシャッターを切っていきます。子供相手のカメラマンさんは、大人相手の撮影とは異なり、子供をあやしたり笑顔を引き出したりする仕事も加わってくるのでエンターテインメントの技術も必要になると思いますが、見事にプロの仕事を見せてくださいました。てきぱきと撮影を終えたスタッフの方々は、ずっと同じ場所にいることに飽きてきた息子を気遣い、後日の写真受け取りの手続きも大変迅速に済ませてくださいました。また、後日バースデーフォトを受け取りに来た時も息子のことを覚えていてくださり、親しみを込めた笑顔で写真を渡してくださいました。温かいご家族に息子の記念の一枚を作っていただけて良い思い出になりました。地元の写真館の良さは、こういったところにあるのだと思いました。

出来上がったバースデーフォトは我が家の特等席に

素敵な台紙に入れていただいた写真は、息子の祖父母に1部ずつ贈り、1部はもちろん我が家に飾ることにしました。飾った場所はリビングダイニングのキッチンカウンターの上。家の中で最も目立つ場所なので、こちらを選びました。家で普段から飾っているものは花や植物ぐらいしかありません。シンプルなインテリアが好きなので、装飾品は少ない方です。息子が産まれる前は、リビングに写真を飾る習慣がありませんでした。今回、きちんとした台紙に入ったバースデーフォトを初めて飾ってみたのですが、インテリアをシンプルに保っていたことが功を奏したようです。非常に写真が引き立って、悪く言うと殺風景だったリビングが温かい家族の部屋に生まれ変わりました。私の母、つまり息子のおばあちゃんが時々遊びに来るのですが、今回のバースデーフォトを飾った後は、家に入って開口一番「あらいい写真ね!」と言って真っ先に写真のところに吸い寄せられていきました。それからしばらくは写真撮影の時の話に花が咲きました。その時に気付いたのは、写真館で撮った写真を残すということは、写真そのものだけではなく、撮影の思い出も作れて、その後人に見せた時の会話も生まれるという大変価値のあることだということです。これまでは来客がある時には、できる限りすっきりとしたシンプルなインテリアでお客様をもてなしたいと思っていましたが、たった1枚の写真を飾ることでこんなにも会話が豊かになるということに気付かされる体験でした。

データを使って生まれ変わったバースデーフォト

写真館では現像していただいた写真とは別に、データも購入しておきました。また現像したくなった時のためです。この選択は結果的に大正解でした。バースデーフォト撮影後しばらくたってから、クリスマスシーズンが近づいてきました。家で家族だけのクリスマスパーティーをしようと思い立ち、少しはパーティーっぽく部屋をデコレーションしようと考えました。そこで、このバースデーフォトデータを使うことにしたのです。家にあるプリンターで気に入った表情の写真を何枚も印刷し、それを手作りのガーランドに貼り付けて壁に飾り付けをしました。息子は普段から鏡で自分の姿を見たり、自分が写っている写真を見るのが大好きです。クリスマス当日に壁のデコレーションを見て、自分の写真だらけになっていることに気付いた息子は大喜び。あっという間にガーランドを引きはがして自分の写真を見つめて喜んでいました。おかげで印刷した写真はボロボロになりましたが、元のデータを持っているので安心です。これからも、思い出の写真を使って何か作品を作る時には、このデータが大活躍することは間違いありません。息子が成長し、ひとり立ちする時には、写真館で撮影した(これからもイベントごとに撮影するでしょう)写真のデータを使って手作りアルバムを作って渡したいと思っています。そして将来、彼の家族が見て楽しむことを今から想像して勝手に温かい気持ちになってしまいます。それから、写真データは作品作りだけでなく、年賀状作りにも役に立ちます。やはりプロが撮った写真を載せた年賀状は、プロの仕上がりになります。年賀状を受け取った人にとっては「少しいつもと違うかな?」ぐらいのわずかな差かもしれませんが、送り手の私たちは普段の年賀状とは一味違う洗練された写真を載せることができて大満足でした。

バースデーフォトは子供に対しての愛情の証し

息子はまだ小さいので、写真は見返して楽しいものというイメージしかないと思いますが、彼が大人になった時、特に家族を持った時に、写真に込められた両親の思いを理解することになると思います。人生において同じ瞬間は二度と来ないので、パートナーや我が子のどんな表情も記憶にとどめたいと思うと同時に、形に残したいと思う時が来るはずです。もちろん彼がスマホで家族の写真を撮っている時にも深い愛情がこもっていますが、やはり写真館で撮影して家族の写真を残そうと考えた時に、自分がどれだけ両親に愛されていたか実感できるのではないでしょうか。次の世代へ愛情が連鎖していく時、いつもそこには写真があると私は思っています。

ハーフバースデーフォト1歳お誕生日撮影は福岡市フォトスタジオ
原田写真館(香椎参道通り)Since1969

原田写真館バースデーフォト専用ホームページ
http://birthday-haradaphoto.com/

ファーストバースデー・ハーフバースデー/写真ギャラリー
http://birthday-haradaphoto.com/gallery/

原田写真館Since1969オフィシャルホームページ
https://www.harada1969.com

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